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子育てグリーン住宅支援事業(GX 補助金)のポイントを総まとめ

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2025年度にスタートする「子育てグリーン住宅支援事業(GX 補助金)」は、新築・リフォームを行う方が一定の省エネ性能や子育てに配慮した住宅づくりを行う場合に活用できる制度です。
2024年度に実施されていた「子育てエコホーム支援事業」から大幅に内容が拡充され、
リフォームについては全世帯が対象、さらに高性能住宅(GX志向型)を新築する場合は世帯要件なしで補助が受けられるようになりました。
こちらのブログでは、補助金の対象要件や補助額、申請方法などを分かりやすく整理してお伝えします。

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1. 対象住宅の条件(新築・リフォーム)

子育てグリーン住宅支援事業(GX 補助金)の対象となる住宅には、
新築リフォームの2つがあります。
それぞれで要件が異なるため、下記の表で確認してみましょう。

区分 概要 条件
新築
  • 省エネ性能を満たす住宅の建築
  • 対象は床面積50~240㎡
  • 一部、世帯要件あり
対象となる住宅性能
・GX志向型住宅(ZEH基準を大きく上回る)
・長期優良住宅(子育て世帯または若者夫婦世帯)
・ZEH水準住宅(同上)
※ただし、土砂災害特別警戒区域・市街化調整区域かつ浸水想定高度3m以上の場所は原則対象外
リフォーム
  • 全世帯が利用可能
  • 省エネ改修が必須
  • 任意リフォームも補助対象
必須リフォーム:下記3カテゴリから2つ以上
・開口部の断熱改修
・躯体(壁・天井等)の断熱改修
・エコ住宅設備の設置※3カテゴリ全て実施で上限額が引き上げ
※工事で使用する製品は事前登録された補助対象製品である必要あり

なお、新築は2024年11月22日以降に着工した住宅が補助対象となります。
リフォームも同様に、工事着工がこの日付以降であることが条件です。
また、新築でも賃貸住宅を除く長期優良住宅・ZEH水準住宅については、
子育て世帯(18歳未満の子どもがいる世帯)または若者夫婦世帯(いずれかが39歳以下の夫婦)に限定される点に注意してください。

2. 補助金の金額・上限

補助金額は新築・リフォームで大きく異なります。以下の表にまとめました。

新築住宅の補助額

住宅性能 補助額 補足事項
GX志向型住宅 160万円/戸 世帯要件なし
長期優良住宅 80万円/戸 子育て世帯または若者夫婦世帯
ZEH水準住宅 40万円/戸 同上

さらに、長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築では、古い持ち家を解体して建て替える場合に+20万円が加算されます。
これにより、長期優良住宅は最大100万円、ZEH水準住宅は最大60万円の補助が受けられます。
ただしGX志向型住宅には除却による加算は適用されません。

注意:賃貸住宅を新築する場合は、補助対象戸数が建築全体の50%までと決まっており、
実質的に補助額が半減する形になります。新築分譲住宅の購入も対象ですが、
手続きフローなどが異なる場合があるため事前に確認が必要です。

リフォームの補助額

リフォームの場合は、必須リフォームカテゴリを2つ実施するのか、3つ全て実施するのかで上限額が変わります。

必須リフォーム内容 補助上限額
Aタイプ:3カテゴリ中2つ実施 40万円/戸
Sタイプ:3カテゴリ全て実施 60万円/戸

例えば「窓断熱+高効率給湯器」など2カテゴリのみの場合は最大40万円、
さらに「外壁(または天井)断熱」まで含めて3カテゴリ全て行うなら最大60万円まで拡大します。
工事ごとに定められた定額が積み上げされる形で補助額が算出されるため、合計金額が5万円未満の場合は対象外になる点も押さえておきましょう。

3. 申請方法・期間

子育てグリーン住宅支援事業の申請は、必ず「グリーン住宅支援事業者」に登録している業者が代行する形になります。
施主(一般消費者)自身が直接申請することはできませんので、
まずは登録済みの施工業者や住宅販売事業者を探し、契約を結んでから手続きを進める流れです。

申請のフロー概要

  1. 工事請負業者または住宅販売事業者が国土交通省のシステム「住宅省エネポータル」に登録
  2. 該当事業者と施主が契約を締結
  3. 登録事業者が代理申請(オンライン申請)
  4. 着工・工事完了後、事業者が完了報告を提出
  5. 審査を経て補助金交付(業者経由で還元)

申請受付は2025年3月下旬に開始予定で、
予算の上限に達するまで先着順で受け付けられます(最長でも2025年12月31日まで)。
予算には限りがあるため、できるだけ早めに計画・申し込みを行うことが推奨されます。

完了報告期限(新築の目安)
・戸建住宅:交付決定日から2026年7月31日まで
・11階以上の大規模共同住宅:交付決定日から2028年2月末まで
※工期に応じて異なるため、必ず個別に確認してください。

補助金は施工業者に支払われますが、建築代金の最終支払額から相殺する形で施主に還元されるのが原則です。
具体的な還元方法は契約時の取り決めで確認しておくようにしましょう。

4. 申請時の必要書類

申請時には、事業者・施主双方で多数の書類を用意する必要があります。主な例を以下にまとめました。

新築住宅の場合

  • 共同事業実施規約(新築用)
  • 建築工事の請負契約書
  • 建築確認申請書および確認済証
  • 工事出来高確認書(着工後の工事工程を確認)
  • 住宅の省エネ性能を証明する書類(BELS評価書や長期優良住宅認定通知書など)
  • 子育て世帯・若者夫婦世帯の場合:世帯票の写し
  • GX志向型住宅の場合:本人確認書類、高度エネマネ対応HEMS機器の型番資料など
  • 解体工事の加算(長期優良・ZEH水準)の場合:解体工事契約書、除却届出書の写し、親族関係書類

リフォームの場合

  • 共同事業実施規約(リフォーム用)
  • 工事請負契約書(工事内容・金額が明記されたもの)
  • 使用する断熱材や設備の性能証明(型番・試験報告書・カタログ等)
  • 施工前・施工中・施工後のカラー写真
  • 施主個人の場合:本人確認書類(運転免許証や住民票など)
  • 施主が法人の場合:商業登記簿謄本、法人印鑑証明書など

リフォームの際、必須リフォームの一部を他省庁の別制度(先進的窓リノベや給湯省エネ事業)で施工している場合も、
それが同時に本事業の要件実施分としてカウントされる仕組みになっています。
書類提出は原則オンラインで行われ、不足があると追加提出の連絡が来るため、
事業者と相談しながら早めに準備を進めることが大切です。

5. 併用可能な他の補助制度

本事業(GX補助金)は「住宅省エネ2025キャンペーン」の一環として位置付けられており、
環境省の「先進的窓リノベ2025事業」や経産省の「給湯省エネ2025事業」などと併用が可能です。
ただし、同一工事の費用について他の国の補助制度と重複して交付を受けることはできない点に注意してください。

併用できる例:
・先進的窓リノベで窓断熱を実施+子育てグリーン住宅支援事業の他カテゴリを実施
・給湯省エネ2025事業でエコキュートを導入+本事業で窓や壁断熱などを行う

一方で、自治体独自のリフォーム補助制度との併用は原則可能ですが、
申請時期など細かなルールが異なるケースが多いため、
それぞれの募集要項を確認しておくことをおすすめします。
自治体補助金には「着工前に申請しなければならない」などの締切があることもあるので要注意です。

6. 2024年との違い・注意点

2024年度に実施されていた「子育てエコホーム支援事業」の後継として創設されたのが、
今回の「子育てグリーン住宅支援事業」です。主な変更点は下記の通りです。

項目 2024年度(子育てエコホーム) 2025年度(子育てグリーン住宅)
対象者 子育て世帯・若者夫婦世帯のみ 新築のGX住宅は全世帯可、リフォームは全世帯
新築最大補助 ~100万円程度 GX志向型で最大160万円
リフォーム
上限額
最大30~45万円ほど 40万円 or 60万円(必須リフォーム数に応じて)
他省庁事業との
併用
一部連携は限定的 窓リノベや給湯省エネなど積極的に連携

また、前事業(子育てエコホーム支援事業)で既に補助を受けた住宅は、
同一住宅で本事業の重複利用はできません。
2024年末時点で予算が上限到達したことを受け、本事業が開始される流れとなっています。

7. 桑名市「ケイ・スタイルハウジング」のサポート

これまでご紹介してきた「子育てグリーン住宅支援事業(GX 補助金)」を利用したいけれど、
実際の手続きや書類準備は複雑で不安…という方も多いのではないでしょうか。
桑名市にあるケイ・スタイルハウジングでは、
補助金の申請手続きに関するサポートも行っており、
注文住宅を建てたい方・リフォームをしたい方に心強いパートナーとしておすすめです。

ケイ・スタイルハウジング(桑名市)

ケイ・スタイルハウジングは省エネや耐震、バリアフリーなど
最新の住宅性能に精通した専門家チームが在籍しています。
地元・桑名市で長年培ってきた実績とノウハウを活かし、
お客様のライフスタイルに合わせた提案を得意としています。

サポート内容例:
・補助金要件を満たす住宅プランの提案
・対象住宅の性能証明書類の取得サポート
・交付申請、完了報告などの各種手続き代行
・その他、各種自治体補助との併用調整

注文住宅で高性能住宅(GX志向型や長期優良住宅など)を建てたい方、
リフォームで省エネ性を高めたい方は、ぜひ桑名市のケイ・スタイルハウジングへご相談ください。
本事業の申請サポートを通じて、快適で環境にも家計にもやさしい住まいを実現するお手伝いをしてくれます。

まとめ

子育てグリーン住宅支援事業(GX 補助金)は、
省エネ住宅や子育て対応リフォームに対して大きな助けとなる国の支援制度です。
補助金を最大限活用して、より快適で経済的にも安心できる住まいづくりを目指しましょう。
申請には専門知識が必要となるため、グリーン住宅支援事業者として登録済みの信頼できる業者に
早めに相談・契約することが成功への近道です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ「子育てグリーン住宅支援事業」を上手に活用して理想のマイホームを実現してください。

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