- 桑名市のエリア別土地坪単価(桑名駅周辺29.6万円〜多度町9万円)
- 名古屋市との住宅コスト比較(50坪で約1,100万円の差)
- 2022〜2026年の地価推移と今後の見通し
- 土地選びで失敗しないための5つのチェックポイント
- 桑名市のハザードリスク(エリア別の安全度)
桑名市で注文住宅を検討するなら、まず知っておきたいのが土地の相場です。桑名市は名古屋駅まで近鉄で約25分というアクセスの良さから、名古屋のベッドタウンとして人気のエリア。しかし、同じ桑名市内でも桑名駅周辺と多度町では坪単価に約3倍の差があります。
この記事では、2026年最新の公示地価データをもとに、桑名市のエリア別土地価格を徹底解説します。「どのエリアが自分の予算に合うのか」「名古屋に住むのとどれくらい差が出るのか」がわかる内容です。

桑名市の土地価格|2026年の全体像
まずは桑名市全体の土地価格を把握しておきましょう。2026年(令和8年)の公示地価データによると、桑名市の住宅地の平均坪単価は約18万円/坪です。
| 項目 | 桑名市の数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 住宅地 平均坪単価 | 約18.0万円/坪 | 2026年公示地価 |
| 商業地 平均坪単価 | 約29.0万円/坪 | 桑名駅周辺が中心 |
| 前年比変動率 | +0.76% | 5年連続で上昇 |
| 最高坪単価 | 約91.9万円/坪 | 寿町2丁目(商業地) |
| 最低坪単価 | 約1.0万円/坪 | 下深谷部(調整区域) |
全国の住宅地の平均坪単価が約26万円ですから、桑名市は全国平均を約30%下回る水準です。三重県全体の平均(約14万円/坪)と比べるとやや高めですが、名古屋への好アクセスを考えれば非常にお得な水準と言えます。
エリア別の坪単価と特徴
桑名市は旧桑名市エリア・旧多度町・旧長島町が合併した広域都市です。エリアによって坪単価や生活環境が大きく異なります。ここでは主要5エリアの特徴と坪単価を詳しく解説します。
| エリア | 坪単価(目安) | 最寄り駅 | 名古屋まで | こんな方向け |
|---|---|---|---|---|
| 桑名駅周辺 | 25〜33万円 | 桑名駅 | 約25分 | 通勤重視・利便性重視 |
| 益生・星川エリア | 18〜20万円 | 益生駅・星川駅 | 約30分 | 価格と利便性のバランス |
| 陽だまりの丘・星見ヶ丘 | 15〜20万円 | 播磨駅・蓮花寺駅 | 約35分 | 新興住宅地・子育て世帯 |
| 多度町 | 5〜14万円 | 多度駅 | 約45分 | 広い土地・自然豊か |
| 長島町 | 8〜12万円 | 長島駅 | 約20分(JR) | コスパ重視・平屋向き |

桑名駅周辺エリア(坪25〜33万円)
桑名市内で最も坪単価が高いエリアです。近鉄桑名駅・JR桑名駅の徒歩圏内で、名古屋まで近鉄急行で約25分。馬道駅周辺は坪33万円と桑名市内で最高値ですが、それでも名古屋市内(平均75万円)の半分以下です。
桑名市総合医療センター、イオンモール桑名が近く、日常生活の利便性が非常に高いエリア。50坪の土地で1,250〜1,650万円が目安です。通勤・買い物・医療のすべてを徒歩圏で完結させたい方におすすめです。
益生・星川エリア(坪18〜20万円)
桑名駅から1〜2駅の益生駅・星川駅周辺は、価格と利便性のバランスが取れた人気エリアです。閑静な住宅街が広がり、桑名駅前ほどの喧騒がない落ち着いた環境。
50坪の土地で900〜1,000万円が目安。桑名駅周辺より300〜600万円ほど安く、その分を建物のグレードアップに回せます。日常の買い物も車があれば不便はありません。
陽だまりの丘・星見ヶ丘エリア(坪15〜20万円)
2000年代以降に開発された新興住宅地で、30〜40代の子育て世帯に人気のエリアです。道路が広く、公園や教育施設が計画的に整備されています。播磨駅・蓮花寺駅が最寄りです。
50坪の土地で750〜1,000万円が目安。同世代の家族が多く、子育て環境として評価が高いのが特徴。新しい分譲地も随時出ているため、タイミングが合えば整備された区画を手に入れられます。
多度町エリア(坪5〜14万円)
養老山脈のふもとに広がる多度町は、桑名市内で最も土地が安いエリアです。多度駅周辺で坪約9万円、北猪飼地区では坪4万円を切る場所もあります。
50坪の土地なら250〜700万円で購入可能。60〜80坪の広い敷地も現実的な予算で手に入ります。ゆとりある平屋を建てたい方、自然に囲まれた暮らしを望む方に最適です。ただし名古屋通勤は車+電車の併用が前提となります。
長島町エリア(坪8〜12万円)
木曽三川に囲まれた長島町は、ナガシマスパーランドやジャズドリーム長島で知られるエリアです。坪単価は約10万円で、JR関西本線・長島駅から名古屋まで約20分とアクセスも良好。
50坪の土地で400〜600万円が目安。コストパフォーマンスに優れ、平屋の注文住宅にも向いています。ただし海抜が低いエリアが多いため、ハザードマップの確認は必須です。
🏠 まずは複数社の見積もりを比較しましょう
気になる工務店が見つかったら、最低3社以上に相見積もりを依頼するのが成功の秘訣。
費用や提案内容を比較して、あなたに合った1社を見つけましょう。
桑名市 vs 名古屋|住宅コスト徹底比較
「名古屋市内に住むか、桑名市に住むか」で悩んでいる方は多いはず。実際に50坪の土地を購入した場合の費用差を比較してみましょう。
| 比較項目 | 名古屋市(住宅地平均) | 桑名市(住宅地平均) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 坪単価 | 約75万円/坪 | 約18万円/坪 | ▲57万円 |
| 50坪の土地代 | 約3,750万円 | 約900万円 | ▲約2,850万円 |
| 建築費(35坪) | 約2,450万円 | 約2,300万円 | ▲約150万円 |
| 土地+建物 合計 | 約6,200万円 | 約3,200万円 | ▲約3,000万円 |
| 名古屋駅まで | 地下鉄15〜30分 | 近鉄25分 | ほぼ同等 |
名古屋市の住宅地平均坪単価は約75万円。桑名市の約18万円と比べると約4倍の差があります。50坪の土地だけで2,850万円もの差額が生まれるのです。
名古屋市の場合(中川区・坪48万円想定)
- 土地:35坪 × 48万円 = 1,680万円
- 建物:30坪 × 65万円 = 1,950万円
- 諸費用:約370万円
- 合計:約4,000万円(土地35坪・建物30坪)
桑名市の場合(益生・星川エリア・坪19万円想定)
- 土地:50坪 × 19万円 = 950万円
- 建物:38坪 × 68万円 = 2,584万円
- 諸費用:約370万円
- 合計:約3,904万円(土地50坪・建物38坪)
結果:同じ予算で土地は15坪広く、建物は8坪(約1.5部屋分)大きい家が建てられます。さらに約100万円のおつりも。

桑名市の土地相場の推移と今後の見通し
桑名市の住宅地の地価は、2022年を底に上昇に転じています。過去5年間の推移を見てみましょう。
| 年度 | 平均坪単価 | 前年比 | 動向 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 18.7万円 | -0.41% | コロナ後の底値 |
| 2023年 | 19.0万円 | +0.12% | 回復の兆し |
| 2024年 | 19.2万円 | +0.54% | 上昇基調へ |
| 2025年 | 19.5万円 | +0.70% | 安定的な上昇 |
| 2026年 | 18.6万円 | +0.76% | 上昇継続 |
2022年のコロナ禍後に底を打ち、以降4年連続でプラスを維持しています。上昇率も年々拡大しており、2026年は+0.76%と堅調です。
- 上昇要因:名古屋圏のベッドタウン需要は堅調。リニア中央新幹線の名古屋駅開業(2027年予定)による波及効果も期待されます。
- 下落要因:人口減少(桑名市は14万人→緩やかな減少傾向)、金利上昇リスク。
- 結論:急騰は見込めないものの、緩やかな上昇が続く見通し。「待てば下がる」という期待は現時点では難しい状況です。
土地選びで失敗しないための5つのチェックポイント
坪単価だけで土地を選ぶと、思わぬ追加費用や後悔につながることがあります。桑名市で土地を選ぶ際に必ず確認すべき5つのポイントを解説します。
1. 用途地域と建ぺい率・容積率
用途地域によって建てられる住宅の大きさが決まります。「第一種低層住居専用地域」なら閑静な住環境が守られますが、建ぺい率は40〜50%と低め。50坪の土地でも建築面積は20〜25坪に制限されます。桑名市の住宅地では「第一種住居地域」(建ぺい率60%)が多く見られます。
2. 地盤の強さと改良費用
桑名市は木曽三川の河口に位置するため、エリアによって地盤の強さに差があります。地盤が弱い土地では改良工事に30〜200万円の追加費用がかかることも。土地購入前に地盤調査データを確認しましょう。
3. ハザードマップの確認
桑名市は伊勢湾に面しており、津波・洪水・液状化のリスクがエリアごとに異なります。特に長島町は海抜が低く、ハザードマップの確認は必須です。桑名市公式サイトでハザードマップを公開しています。
4. 前面道路の幅員と接道状況
建築基準法では4m以上の道路に2m以上接していることが必要です。前面道路が4m未満の場合、道路中心から2mのセットバックが必要になり、有効面積が減ります。多度町や長島町の古い住宅地では特に注意が必要です。
5. インフラ整備状況(上下水道・ガス)
新興住宅地では上下水道・都市ガスが整備されていますが、多度町の一部地域では浄化槽やプロパンガスが必要になることがあります。インフラ引き込み費用として50〜150万円の追加費用が発生する場合があるため、事前に確認しましょう。
桑名市の地盤とハザードリスク
桑名市は木曽川・長良川・揖斐川の「木曽三川」河口に位置するため、エリアによって地盤の強さや災害リスクが大きく異なります。土地購入前に必ず確認しておきたいポイントです。
| エリア | 地盤の強さ | 洪水リスク | 津波リスク | 液状化リスク |
|---|---|---|---|---|
| 桑名駅周辺(台地) | 良好 | 低い | 低い | 低い |
| 陽だまりの丘・星見ヶ丘 | 良好 | 低い | 低い | 低い |
| 益生・星川 | やや注意 | 中程度 | 低い | 中程度 |
| 多度町(山麓部) | 良好 | 中程度 | 低い | 低い |
| 多度町(平野部) | やや注意 | 高い | 低い | 中程度 |
| 長島町 | 要注意 | 高い | 高い | 高い |
よくある質問
まとめ|桑名市の土地選びは「エリア比較」が成功のカギ
桑名市の土地坪単価は、桑名駅周辺の29.6万円から多度町の9万円まで約3倍の開きがあります。同じ桑名市でもエリアによって価格・利便性・安全性がまったく異なるため、「どこに住むか」の選択が予算と暮らしの質を大きく左右します。
- 通勤重視なら桑名駅周辺・益生・星川エリア
- 子育て環境重視なら陽だまりの丘・星見ヶ丘
- コスト重視・広い土地なら多度町・長島町
名古屋市内と比べて住宅コストは約3,000万円も節約可能。その分を建物の品質や設備のグレードアップに充てられるのが、桑名市で家を建てる最大のメリットです。
土地選びに迷ったら、桑名市の注文住宅ガイドや桑名市のおすすめ工務店比較も参考にしてください。