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サティスホームが事業停止|四日市の注文住宅会社が負債14.9億円で弁護士一任【2026年6月最新】

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速報サマリー(2026年6月8日時点)

四日市市の注文住宅会社「株式会社サティスホーム」が2026年6月4日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任しました。負債は約14億9,000万円(2025年9月期末時点)。法的手続きを含む債務整理の準備に入っています。

サティスホームと契約中・建築中の方は、まず住宅完成保証の有無と契約書類の保全を最優先で確認してください。この記事の「契約中の施主が今すぐやるべきこと」から読むことをおすすめします。

2026年6月、三重県の住宅業界に大きなニュースが流れました。四日市市を拠点に注文住宅を手がけてきたサティスホームが事業を停止し、事後処理を弁護士に委ねたのです。地元で30年以上家づくりを続けてきた会社だけに、契約中の方や検討していた方には不安が広がっています。

この記事では、東京商工リサーチ・帝国データバンクなどが報じた事実をもとに、何が起きたのか、なぜこうなったのかを整理します。そのうえで、いま契約中の方が取るべき行動、そしてこれから三重県で家を建てる方が同じ事態に巻き込まれないための注意点まで、できるだけ実用的にまとめました。書いているのは桑名市で実際に注文住宅を建てた一人の施主です。

事業停止で工事が止まった注文住宅の建築現場

サティスホーム事業停止の概要

まず、公表されている事実を整理します。東京商工リサーチと帝国データバンクが2026年6月に配信した倒産速報によると、概要は次のとおりです。

項目内容
会社名株式会社サティスホーム
所在地三重県四日市市石塚町8-24
事業停止2026年6月4日までに事業停止
処理事後処理を弁護士に一任、法的手続きを含む債務整理の準備に着手
負債総額約14億9,000万円(2025年9月期末時点)
資本金1,500万円
従業員約30名
設立1991年創業/1994年7月法人化

サティスホームは1991年に創業し、1994年に法人化。2018年にはサティスホーム岐阜を合併し、一時は年間20億円規模の売上を持つ地域の中堅ビルダーでした。モデルハウスを構えず、完成した実際の住宅で見学会を開くスタイルで集客し、コストを抑えた注文住宅を提供してきたことで知られています。

「事業停止」と「倒産」の違い

報道では「事業停止」「弁護士一任」「債務整理の準備」という表現が使われています。これは営業をやめて整理に入った段階という意味で、破産や民事再生といった具体的な法的手続きの種類はこの記事の執筆時点(2026年6月8日)では確定していません。今後の手続きの進展は、弁護士からの通知や官報などで順次明らかになります。

なぜ事業停止に至ったのか

一つの出来事で突然倒れたわけではなく、数年かけて経営が悪化していった経緯があります。報道をもとに時系列で見ていきます。

きっかけは2021年の風評被害

転機となったのは2021年でした。インターネット上で「欠陥住宅を建てた」とする告発が広まり、これがイメージの低下を招いて受注の伸び悩みにつながった、と東京商工リサーチは指摘しています。なお、この件についてサティスホームは動画配信者を相手取った裁判を起こしており、2025年の最終判決では同社がほぼ勝訴しています。ネット上の評判と裁判の結果が必ずしも一致しないことを示す事例でもありました。

4期連続の赤字と債務超過

そこへコロナ禍による受注の落ち込み、資材価格の高騰が重なります。売上は2019年9月期の約24.6億円をピークに減少し、収益性が悪化していきました。

決算期売上高状況
2019年9月期約24.6億円ピーク
2024年9月期約12.7億円最終損失 約1.84億円・債務超過に転落
2025年9月期約20億円売上は回復も最終損失 約8,700万円(4期連続赤字)

2024年9月期には債務超過に転落。2025年9月期は売上こそ約20億円まで盛り返したものの、利益が伴わず4期連続の赤字となりました。経営改善を進めていたものの、資金調達に制約を抱えるなかで資金繰りが限界に達し、事業継続を断念したと報じられています。

後ほど触れますが、この「数年かけて赤字と債務超過が続いていた」という流れは、これから家を建てる人が会社の経営状態をチェックするうえで重要なヒントになります。

4期連続赤字と債務超過で経営が悪化した住宅会社
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契約中・建築中の施主が今すぐやるべきこと

すでにサティスホームと契約している、あるいは家を建てている途中という方にとっては、ここからが一番大事な部分です。慌てて自己判断で動くより、順番に状況を確認するのが結果的に近道です。

優先してやること(この順番で)

  1. 住宅完成保証の契約があるか確認:契約書類一式の中に「住宅完成保証」の証書がないかを探す。あれば工事の引き継ぎや前払金が保証される可能性がある
  2. 書類をすべて保全:契約書、見積書、請求書、領収書、振込明細、工事の進捗写真を手元にまとめる。精算や保証請求でこれらが必ず必要になる
  3. 弁護士からの通知を待ち、窓口を確認:事後処理を担う弁護士から債権者あての連絡が来る。連絡先・スケジュールを把握する
  4. 追加の支払いは一旦止めて相談:これ以上の入金を求められても、まず専門家に確認してから判断する

まず「住宅完成保証」があるかを確認

建築中に会社が倒れたとき、最も頼りになるのが住宅完成保証制度です。これは、登録事業者が完成前に倒産などで工事を続けられなくなった場合に、前払金や、工事を引き継ぐ際に増えた費用を、保証証書に記載された金額を上限に保証する仕組みです。たとえば住宅あんしん保証の制度では、原則として請負金額3,600万円までの一戸建て注文住宅などが対象で、あんしん住宅瑕疵保険の付保が条件になります。

この保証に加入していたかどうかで、その後の負担は大きく変わります。契約時の書類を確認し、見当たらない場合は弁護士の窓口に問い合わせてください。制度のしくみは住宅完成保証制度ってなに?で詳しく解説しています。

支払ったお金と工事の進み具合を記録

破産などの手続きが始まっても、「いくら払ったか」「どこまで工事が進んでいるか」「保証証書があるか」という一人ひとりの事情は別々に残ります。だからこそ、契約書・請求書・領収書・工事写真は捨てずに揃えておくことが大切です。支払い済みのお金や工事の引き継ぎがどうなるかはもしも建築中に工務店が倒産したら?住宅ローンや支払い済みのお金の行方とやるべきことで具体的に整理しています。

一人で抱え込まないこと

住宅ローンをすでに実行している場合、工事が止まっても返済は続きます。金融機関や弁護士、消費生活センター、住宅紛争の相談窓口など、相談できる先は複数あります。状況が複雑なほど、早めに専門家に相談したほうが選択肢が残ります。

これから三重県で家を建てる人への教訓

今回の件は、これから家づくりを始める人にとっても他人事ではありません。三重県では2025年にもやまぜんホームズが倒産しており、地域の中堅ビルダーでも倒産は起こり得るということが、残念ながら続けて示されました。同じ思いをしないために、会社選びの段階でできるチェックを押さえておきましょう。

契約前に確認したい倒産リスクのサイン

  • 住宅完成保証制度に加入しているか:これが最大の防御。加入会社かどうかを必ず確認する
  • 決算・経営状況:数年連続の赤字や債務超過は黄信号。帝国データバンク・東京商工リサーチで企業情報を確認できる
  • 前払金の比率が高すぎないか:着工前の入金が総額の大半を占める契約は、倒産時のダメージが大きい
  • 極端な安さの裏付け:相場より大幅に安い場合、その理由を具体的に説明できるか

倒産の予兆の見抜き方や、契約・支払いの組み方で身を守る方法は建築中の工務店倒産から家と全資産を守る究極ガイドにまとめています。やまぜんホームズの事例から見えた「ローコスト住宅の落とし穴」はやまぜんホームズ倒産から学ぶ、ローコスト住宅の不都合な真実三重県やまぜんホームズ倒産から学ぶ、失敗しない工務店選びの鉄則でも詳しく扱っています。

契約書類を確認し専門家に相談する施主

三重県で信頼できる工務店を探すには

「もう一度、別の会社で家づくりを考えたい」という方や、これから検討を始める方は、複数の会社を比べることから始めてください。1社だけで決めず、最低3社の相見積もりを取り、見積もりの透明性・経営の安定性・住宅完成保証の有無を見比べるのが基本です。

三重県内の工務店・ハウスメーカーは、評判や口コミの比較を三重県で評判・口コミの良いおすすめ工務店・ハウスメーカー15社比較、客観的な指標でのランキングを三重県の注文住宅会社おすすめランキング15選、タイプ別の選び方を三重県でおすすめ工務店・ハウスメーカーは?タイプ別の選び方7つでそれぞれまとめています。

倒産から身を守るガイドを読む 三重県の工務店比較を見る

よくある質問(FAQ)

Q
サティスホームと契約中です。家は完成しますか?
A
住宅完成保証制度に加入していれば、保証会社を通じて別の事業者が工事を引き継げる可能性があります。まずは契約書類の中に保証証書がないか確認し、事後処理を担う弁護士の窓口に連絡してください。保証がない場合の対応は複雑になるため、早めに専門家へ相談するのが安全です。
Q
すでに支払ったお金は戻ってきますか?
A
住宅完成保証があれば、前払金や工事引き継ぎ時の追加費用が証書の金額を上限に保証される場合があります。保証がない場合は、債務整理の手続きの中で債権者として扱われ、全額が戻るとは限りません。支払い済み金額がわかる書類(領収書・振込明細)を必ず保全しておいてください。
Q
住宅ローンはもう実行されています。返済はどうなりますか?
A
融資が実行されていれば、工事が止まっても返済義務は続きます。借入先の金融機関に状況を伝え、つなぎ融資や返済の取り扱いについて相談してください。詳しい考え方は建築中に工務店が倒産したら?を参照してください。
Q
アフター保証や定期点検中の家はどうなりますか?
A
すでに引き渡しが終わった住宅でも、施工会社による独自のアフター保証は受けられなくなる可能性があります。一方、住宅瑕疵担保責任保険(瑕疵保険)に加入していれば、構造や雨漏りなど一定の不具合は保険でカバーされる場合があります。引き渡し時の保険付保証明書を確認してください。
Q
倒産しそうな会社を事前に見抜く方法はありますか?
A
完全に予測するのは難しいですが、住宅完成保証への加入有無、数年分の決算(連続赤字・債務超過の有無)、前払金の比率といった点は契約前に確認できます。帝国データバンクや東京商工リサーチで企業情報を取得する方法もあります。詳しくは倒産から家と全資産を守る究極ガイドで解説しています。
Q
どこに相談すればいいですか?
A
まずは事後処理を担う弁護士の窓口、住宅ローンの借入先金融機関が基本です。加えて、住まいの相談は住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)、消費生活全般は消費生活センターでも相談を受け付けています。状況に応じて複数の窓口を使い分けてください。

まとめ

  • サティスホーム(四日市市)は2026年6月4日までに事業停止、負債約14.9億円で弁護士に事後処理を一任
  • 背景には2021年の風評被害、コロナ禍・資材高による4期連続赤字と債務超過があった
  • 契約中の方は「住宅完成保証の確認」「書類の保全」「弁護士窓口への連絡」を最優先で
  • これから建てる方は、完成保証・経営状況・前払金比率を契約前にチェック
  • 会社選びは1社で決めず、複数社の相見積もりと比較を

不安を抱えている方は一人で判断せず、弁護士・金融機関・公的相談窓口を早めに頼ってください。状況が動き次第、この記事も追記していきます。

この記事を書いた人

三重県桑名市在住2019年に注文住宅を建築3社と打ち合わせ・破談を経験

桑名市で2019年に地元工務店で家を建てました。そこに至るまで3社と打ち合わせを進めて破談になった経験から、工務店選びの難しさと「会社の見極め」の大切さを痛感しています。三重県で家を建てる人が同じ後悔をしないよう、できるだけ実体験に基づいた情報を発信しています。

出典・参考:
東京商工リサーチ「(株)サティスホーム」TSR速報
帝国データバンク「株式会社サティスホーム」倒産速報
・Yahoo!ニュース(東京商工リサーチ・帝国データバンク配信)
不景気.com「三重の建築業『サティスホーム』が弁護士一任」
・住宅完成保証制度については各保証機関(住宅あんしん保証等)の公式情報

※本記事は2026年6月8日時点の公表情報に基づきます。今後の手続きの進展により内容が変わる可能性があります。最新情報は弁護士からの通知や公的機関の発表をご確認ください。

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